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こんにちは、いろどりゆたかです。今回は「ゆたかお金」のテーマから、多くの子育て世帯が”なんとなく”のまま放置しがちな保険の見直しの話です。
「勧められるまま入ったけど、この保険、本当に必要?」「毎月の保険料、地味に家計を圧迫している気がする」——そう感じたことはありませんか。児童福祉の現場で20年、たくさんのご家庭の家計相談にも触れてきましたが、保険は”入りすぎ”も”不足”も起きやすく、しかも金額が大きいぶん、見直しの効果がとても大きい固定費です。
この記事では、①保険を考える大原則、②子育て世帯に必要度が高い保険・見直しやすい保険、③公的保障を踏まえた見直しの手順、④迷ったときの相談先、がわかります。専門用語はできるだけ避け、家計の目線でやさしく整理します。
保険は「入っているだけで安心」ではありません。必要なものに、必要なだけ。ここを整えると、家計はぐっと軽くなります。
【家計の視点】保険は”見直し効果”が最も大きい固定費
家計を見直すとき、食費や日用品を削るのは大変で、我慢も伴います。一方、保険・通信費・住居費といった”固定費”は、一度見直せば効果がずっと続きます。中でも保険は、毎月数千円〜数万円と金額が大きく、見直しのインパクトが特に大きいのが特徴です。
大切なのは「安さ」だけを追うことではなく、わが家に本当に必要な保障を、ムダなく持つこと。そのための”考え方”を、まずお伝えします。
保険を考える大原則:「貯蓄でまかなえない大損失」に備える

保険の役割は、「めったに起きないけれど、起きたら家計が破綻するような”大きな損失”」に備えることです。逆に言えば、貯蓄で対応できる範囲の出費は、必ずしも保険で備える必要はありません。
- 保険で備えるべき例:働き手に万一のことがあったときの生活費・教育費、長期間働けなくなったときの収入、火災など住まいの大きな損害
- 貯蓄で対応しやすい例:数日の入院費、少額の通院、貯蓄型保険で”増やす”部分
「起きたら家計が立ち行かなくなること」だけを保険に任せる。これが、保険料を上げすぎない最大のコツです。
子育て世帯に”必要度が高い”保険

- 死亡保障(働き手に万一のとき):残された家族の生活費と子どもの教育費を支える、いちばん優先度の高い備え。掛け捨ての定期保険や収入保障保険なら、少ない保険料で大きな保障を用意しやすい
- 就業不能・収入減への備え:病気やケガで長期間働けなくなったときの収入を補う。会社員は傷病手当金などの公的保障もあるため、その”不足分”を補う発想で
- 火災保険(住まいの備え):損害が大きくなりやすく、必要度が高い保険。ただし補償の重複や過剰は起きやすいので見直しの価値大
- 自動車保険(車をお持ちなら):対人・対物の賠償は、事故次第で数千万〜億単位になることも。貯蓄では到底まかなえない”大損失”なので、対人・対物賠償は「無制限」にしておくのが鉄則です
とくにひとり親家庭は収入源が一つのため、働き手に何かあったときの備え(死亡保障・就業不能)の優先度が高くなります。一方で、児童扶養手当などの公的支援もあるので、まずは受け取れる制度を確認したうえで、不足分を保険で補うのが順番です(児童扶養手当はいくら?2026年度の金額と申請の全手順)。
“見直しの余地が大きい”保険(入りすぎに注意)

次のような保険・特約は、「本当に必要か」を一度立ち止まって考えたいものです。※ご家庭の状況により必要な場合もあります。あくまで”見直しの候補”として。
- 手厚すぎる医療保険・入院特約:日本には高額療養費制度があり、医療費の自己負担には月ごとの上限があります。貯蓄がある程度あれば、医療保険は”最低限”でも足りることが多い
- 貯蓄型・積立型の高額な保険:「保障+貯蓄」は一見お得ですが、手数料が高く、増やす効率では新NISAなどに劣ることも。「保障は保障、貯蓄は貯蓄」で分けると見通しが良くなります
- 重複した保障:勤務先の団体保険・共済・クレカ付帯保険などと、内容がダブっていないか確認を
「保障」と「貯蓄・投資」を分けて考えるなら、教育費の備え方を比較した学資保険とNISA徹底比較|教育費の正解はどっち?が参考になります。
見直しの手順(4ステップ)

- いま入っている保険を書き出す:保険の種類・月々の保険料・保障内容・満期を一覧にする
- 公的保障を確認する:遺族年金・傷病手当金・高額療養費制度など、国の保障でカバーされる部分を把握する。ここが手厚いほど、民間保険は少なくて済む
- 必要保障額を出す:「万一のとき必要なお金」から「公的保障+貯蓄」を引いた”不足分”が、本当に必要な保障額
- 過不足を調整する:不足なら追加、過剰なら減額・解約を検討。掛け捨てをうまく使うと保険料を抑えやすい
保険の見直しは「公的保障を引き算する」ことから。国の保障を知るだけで、必要な保険はぐっと小さくなります。
知っておきたい「公的保障」ざっくり早わかり

民間保険を考える前に、まず知っておきたいのが国の保障です。ここが手厚いほど、必要な民間保険は小さくなります。
- 遺族年金:働き手が亡くなったとき、残された家族に支給される年金。子どものいる家庭には遺族基礎年金、会社員なら遺族厚生年金も。まず”いくら出るか”を知ることが、死亡保障を決める土台になります
- 傷病手当金:会社員が病気やケガで働けないとき、給与の約3分の2が最長1年6か月支給(健康保険)。※自営業の国民健康保険には原則ありません
- 高額療養費制度:1か月の医療費の自己負担が上限を超えると、超えた分が戻ってくる制度。医療保険を”最低限”に抑えられる根拠になります
金額や条件は、所得や加入先(会社員か自営業か)で変わります。詳細は日本年金機構や加入先の窓口で確認を。公的保障を知るほど、”入りすぎ”に気づけます(老後・年金の全体像は年金は本当にもらえる?自分年金の作り方もどうぞ)。
参考・出典(公式情報)
本記事の公的保障の内容は、以下の公式情報を参考にしています。最新の金額・条件は必ず各公式サイトでご確認ください。
・遺族年金:日本年金機構「遺族年金の制度」
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/seido/izokunenkin/index.html
・傷病手当金:全国健康保険協会(協会けんぽ)「傷病手当金」
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/benefit/injury_and_sickness_allowance/index.html
・高額療養費制度:全国健康保険協会(協会けんぽ)「高額療養費」
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/benefit/high_cost_medical_expenses/002/index.html
(厚生労働省の案内も参照)
分野別の見直しポイント(くわしくは各記事へ)
- 教育費(学資保険):貯蓄型で備えるか、NISAで備えるか → 学資保険とNISA徹底比較
- 火災保険:補償の重複・過剰を外すだけで安くなることも → 火災保険見直しで年3万円節約【築25年の実体験】
- 自動車保険:代理店型からネット型への乗り換えで下がることが多い → 代理店型からネット保険へ乗り換えた体験談
- そもそも保険は必要?という考え方は → 保険って本当に安心?それとも家計の重し?
見直しでこう変わる(イメージ例)
あくまで一例ですが、見直しのイメージをつかんでみましょう。
- 見直し前:貯蓄型の終身保険+手厚い医療特約などで、世帯の保険料が月2万円前後になっているケース
- 見直し後:死亡保障は掛け捨ての定期・収入保障に切り替え、医療は最低限に。保障はむしろ必要な形に整えつつ、保険料が月1万円前後に下がることも
差額の月1万円を、そのまま積立にまわせば、10年20年で大きな差になります。「削る」のではなく「必要な形に整える」——それが保険見直しの本質です。※金額は一般的な例で、ご家庭により異なります。
自分で判断が難しいなら「無料の保険相談」も選択肢
ここまで読んで「考え方はわかったけど、わが家の場合はどうすれば…」と感じたら、無料の保険相談を使って、プロと一緒に棚卸しする方法もあります。複数の保険会社の商品を横断的に比較でき、いまの契約に過不足がないかを整理してもらえます。
使うときのコツは、「今日は契約せず、現状の棚卸しだけ」と決めて臨むこと。その場ですぐ決めず、提案を持ち帰って家庭で検討すれば、勧められるまま入る失敗を防げます。
よくある質問
Q. 医療保険は入らなくて大丈夫ですか?
高額療養費制度で自己負担には上限があるため、ある程度の貯蓄があれば”最低限”でも対応できることが多いです。ただし貯蓄が少ない時期は、掛け捨ての手ごろな医療保険で当面を補うのも一つ。ご家庭の貯蓄額とあわせて判断しましょう。
Q. 貯蓄型の保険は損ですか?
一概に損とは言えませんが、「保障」と「貯蓄・投資」を分けたほうが、コストも見通しも良くなるケースが多いです。増やす目的なら、新NISAなどと比べて検討してみてください。
Q. まず何から見直せばいい?
金額の大きい死亡保障と、貯蓄型・医療保険の”入りすぎ”から。ここを整えると効果が大きいです。まずは今の契約を書き出すところから始めましょう。
まとめ:保険は「引き算」で軽くなる

- 保険は「貯蓄でまかなえない大損失」だけに備えるのが基本
- 子育て世帯は死亡保障・就業不能・火災の優先度が高い
- 見直しは公的保障(遺族年金・傷病手当金・高額療養費)を引き算してから
- 迷ったら無料の保険相談で棚卸し。ただし”その場で契約しない”
保険は、入るときより見直すときにこそ差が出ます。「なんとなく」を「必要なぶんだけ」に整えると、浮いたお金を貯蓄や積立にまわせて、家計はもっと前向きになります。まずは今日、保険証券を1枚出してみるところから始めてみてください。浮いたお金の”育て方”は月3,000円からの資産運用もどうぞ。
🐾 ラッフィの一言
保険はね、多く入ってるほど安心…ってわけじゃないんだ🐾 大事なのは「これが起きたら家計が沈む」ってことだけを守ること。あとは貯金と積立NISAが守ってくれる。まずは証券を1枚、開いてみよ?
ラッフィ(いろどりゆたか家のレッサーパンダ)
※本記事は家計の一般的な考え方を紹介するもので、特定の保険商品の加入・解約を勧めるものではありません。公的保障の金額・条件や各保険の内容は変わることがあり、ご家庭により最適解は異なります。最終的な判断は、各保険会社の公式情報や専門家にご確認ください。

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