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こんにちは、いろどりゆたかです。今回は「ゆたかお金」のテーマから、ひとり親家庭の家計を支える児童扶養手当と、あわせて受け取れる支援制度の話です。
「制度があるのは知っているけれど、うちはいくらもらえるの?」「申請って難しそう」——そんなモヤモヤを、児童福祉の現場で20年働いてきた私が、できるだけやさしく整理します。
この記事でわかるのは、①児童扶養手当は2026年度いくらもらえるか、②所得制限と申請の手順、③手当のほかに使える支援制度、④受け取ったお金を「減らさず育てる」次の一歩、の4つです。読み終わるころには、「まず何をすればいいか」がはっきりしているはずです。
お金の制度は「知っている人だけが受け取れる」世界です。知らないだけで損をする——それが一番もったいない。
児童扶養手当とは?——ひとり親家庭の生活を支える基本の手当

児童扶養手当は、離婚・死別などでひとり親になった家庭や、父母に代わって子どもを養育している方に、子どもが18歳になった年度末まで(一定の障害がある場合は20歳未満まで)支給される国の手当です。似た名前の「児童手当」とは別物で、ひとり親家庭のための、より手厚い支えだと考えてください。
現場でご相談を受けていると、「所得がありそうだから、どうせ対象外だろう」と、申請前にあきらめてしまう方が本当に多いのです。ですが、収入によっては全額でなくても「一部支給」を受け取れるケースが少なくありません。自己判断で対象外と決めつけず、まず窓口で確認する——それだけで、年間で数十万円が変わることもあります。
【家計の視点】2026年度はいくら?金額のめやす

2026年度(令和8年度)の月額のめやすは、次のとおりです。所得に応じて「全部支給」と「一部支給」に分かれます。
- 第1子:全部支給で月48,050円(一部支給は所得に応じて48,040円〜11,340円の範囲で減額)
- 第2子の加算:全部支給で月11,350円(一部支給は11,340円〜5,680円)
- 第3子以降の加算:第2子と同額の加算が子どもの数だけ上乗せ
たとえば子ども2人で全部支給なら、月48,050円+11,350円=月59,400円。年間にすると約71万円の支えになります。手当は原則、年6回(奇数月)にまとめて振り込まれます。
※金額は物価スライド等で毎年改定されます。上記は2026年度のめやすです。最新の正確な額は、お住まいの市区町村またはこども家庭庁の案内で必ずご確認ください。
所得制限のしくみ——「扶養人数」で線引きが変わる
児童扶養手当には所得制限があります。ポイントは、扶養する人数によって「全部支給」「一部支給」「支給なし」の所得ラインが変わることです。扶養する子どもが多いほど、ラインは上に上がります。
また、判定に使うのは「収入」そのものではなく、そこから各種控除を引いた『所得』です。養育費を受け取っている場合は、その8割が所得に加算される点にも注意が必要です。計算は少し複雑なので、「自分は対象か」は必ず窓口で試算してもらうのが確実です。自治体の早見表を使えば、その場でおおよその判定ができます。
申請の手順——4ステップと「現況届」の注意

- 市区町村の窓口に相談する:「ひとり親支援」「子育て支援課」などが担当。まずは電話でもOK
- 必要書類をそろえる:戸籍謄本、マイナンバー、通帳、印鑑、年金手帳など。状況により追加書類あり
- 認定請求書を提出する:窓口で記入・提出。面談で家庭の状況を確認されます
- 認定通知を受け取り、支給開始:原則、申請した月の翌月分から対象になります
いちばん見落としやすいのが、毎年8月の「現況届」です。これを出し忘れると、受給資格があっても手当が止まってしまいます。案内が届いたら、後回しにせず必ず提出してください。申請は「早く・忘れず」。手当は、さかのぼって受け取ることが原則できません。
児童扶養手当のほかに、受け取れる主な支援

ひとり親家庭を支える制度は、児童扶養手当だけではありません。「知らずに使っていない」ものがないか、チェックしてみてください。
- 児童手当:所得制限なし(2024年10月〜)。高校生年代(18歳の年度末)までの子ども全般に支給(ひとり親でなくても対象)。第3子以降は月3万円
- ひとり親家庭等医療費助成:親子の医療費の自己負担が軽くなる制度。自治体ごとに内容が異なります
- 就学援助:学用品費・給食費・修学旅行費などの一部を援助。学校または教育委員会が窓口
- 高等職業訓練促進給付金:看護師・保育士などの資格取得を目指すひとり親に、生活費として月額が支給される制度。収入の柱そのものを太くする選択肢です
- 住まい・水道・交通の減免:公営住宅の優先入所や、各種減免がある自治体も
- 養育費の取り決め支援:公正証書の作成費用を補助する自治体もあります。受け取れていない養育費こそ、変えられる部分です
制度は自治体ごとに名前も内容も少しずつ違います。まずは「お住まいの市区町村名+ひとり親+支援」で検索し、一覧を確認するところから始めましょう。使える制度の全体像は、児童虐待と貧困の深い関係|家族を守る3つの視点でも背景を書いています。
受け取ったお金を「減らさず、育てる」次の一歩

手当や支援で足元が少し安定したら、次に考えたいのが「そのお金をどう守り、どう育てるか」です。おすすめの順番は、①もらえるお金を漏れなく受け取る → ②生活防衛資金(当面の生活費)を現金で確保する → ③余力の一部を月3,000円からの積立に回す、という流れです。
とくに児童手当は「もともと無かったお金」として、その一部をコツコツ積み立てると、18年という時間を味方につけて大きく育つ可能性があります。具体的な始め方は、母子家庭・ひとり親の資産運用|月3,000円NISAで教育資金を作るでくわしく解説しています。あわせて、教育費を「保険で備えるか・NISAで備えるか」で迷う方は学資保険とNISA徹底比較もどうぞ。
守りのお金(手当・貯蓄)を固めてから、攻めのお金(積立)へ。順番を守れば、無理なく前に進めます。
よくある質問
Q. 児童手当と児童扶養手当は、両方もらえますか?
はい、要件を満たせば両方受け取れます。別々の制度なので、片方だけで満足せず、どちらも確認してください。
Q. 実家に戻って親と同居すると、もらえなくなりますか?
同居する親などの所得も判定に影響する場合があります(扶養義務者の所得制限)。同居を考えているなら、事前に窓口で影響を確認しておくと安心です。
Q. パートで収入が増えたら、すぐ打ち切られますか?
いきなりゼロになるわけではなく、多くの場合は「全部支給」から「一部支給」へと段階的に変わります。収入が増えること自体は前向きな変化なので、手当の増減だけで働き方を決めすぎないことも大切です。
まとめ:今日からできる、最初の一歩

- 児童扶養手当は2026年度、第1子で全部支給・月48,050円がめやす(所得で一部支給あり)
- 「対象外かも」と自己判断せず、まず自治体の窓口で試算してもらう
- 毎年8月の現況届を忘れない。手当はさかのぼれない
- 手当のほかの支援(医療費助成・就学援助・訓練給付金など)もあわせて確認
- 足元が固まったら、月3,000円からの積立で「守る→育てる」へ
制度は少し複雑ですが、こわがらなくて大丈夫です。最初の電話1本が、家計の見通しを大きく変えます。受け取れるものを受け取るのは、恥ずかしいことではなく、子どもを守る立派な行動です。今日、その一歩を踏み出してみてください。
🐾 ラッフィの一言
「うちは対象外かも」って、聞く前にあきらめないで🐾 それを決めるのはキミじゃなくて窓口の人。もらえるお金をちゃんと受け取るのは、ずるいことじゃなくて、子どもを守る作戦なんだ。まずは電話1本、それだけでいいよ。
ラッフィ(いろどりゆたか家のレッサーパンダ)
【ご注意】本記事の金額・所得制限・制度内容は2026年度時点のめやすです。制度は改定され、内容や名称は自治体によって異なります。申請前に、お住まいの市区町村またはこども家庭庁の公式情報を必ずご確認ください。

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