小学生のスマホ、月290円で足りる理由|「5,000円くらいが当たり前」の思い込みを捨てる

ゆたかお金
この記事は約15分で読めます。
スポンサーリンク
SBI証券[旧イー・トレード証券]

こんにちは、いろどりゆたかです。

「子どもにスマホを持たせたら、毎月いくらかかるんだろう?」——これ、わが家でも本気で悩みました。まわりに聞くと「うちは5,000円くらい」「大容量プランにしてる」という声ばかり。でも、いざ自分でわが子の使い方を1か月まるごと調べてみたら、その”常識”がガラガラと崩れたんです。

結論から言います。多くのご家庭で、小学生のスマホは月1,000円どころか、月290円でも足ります。わが家は実際、長女のスマホを日本通信SIMの月290円で運用しています。今日は「なぜそれで足りるのか」を、感覚ではなく数字と、わが家のリアルな体験でお話しします。読み終わるころには、「え、うち払いすぎてた?」と気づくはずです。

そもそも、いまどき小学生はスマホを持っているのか

まず前提の確認から。

「小学生にスマホなんて早いのでは」と思う方もいるかもしれませんが、データはもう別の景色を映しています。

こども家庭庁の「令和6年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」(2025年3月公表)によると、青少年のインターネット利用率は98.2%、小学生に限っても97.2%。ほぼ全員がネットに触れている時代です。そして小学生のスマートフォン利用率は47.5%。およそ2人に1人が、すでにスマホを使っています。

わが家でも、長男は私のお下がり、次女は妻のお下がりのスマホを使っていて、もはや「一人1台」といっても過言ではありません。最近はスマホでしか遊べないゲームアプリも多く、これまではSwitch中心だった子どもたちも、1時間のゲーム時間のうち、そのほとんどをスマホで遊んでいます。友人のどの家庭でも、聞こえてくるのは同じような話ばかり。「スマホを持ったことがない子のほうが少ないのでは」——肌感覚でも、本当にそう感じます。

「持ち始める年齢」も年々下がっています。NTTドコモ モバイル社会研究所の調査(2025年3月)では、スマホを持ち始める平均年齢は10.2歳。しかも女子は9.9歳と、調査開始以来はじめて10歳を下回りました。学年でみると小学5年生で過半数、中学1年生では8割以上が所有しています。

私たち子育て世代は、携帯電話デビューが高校生という人が多い世代です。「高校合格のお祝いに契約してもらった」なんて話も、よく聞きますよね。それでも当時、中学生からケータイを持っている子はクラスに数人いました。あの頃から少しずつ低年齢化は始まっていたわけで、いまこれだけ早まっていても、不思議はないということです。

つまり、「持たせるかどうか」より「どう持たせるか」を考えるフェーズに、社会全体が移っているということ。スマホのない生活をしている子のほうが、もはや少数派なんですね。

だからこそ、感情論で「早い/遅い」を争うより、家計にやさしく、安全に持たせる方法を親が知っておくことが、いちばん現実的な備えになります。

なぜ「キャリアの大容量プラン」がいらないのか

ここからが本題です。多くの家庭が月4,000〜5,000円を払っている理由は、たった一つの思い込みにあります。それは——

「通信量はこのくらいかかって当然」という固定観念です。

そもそも各社は、「ギガ無制限」「かけ放題」「家族割」「学割」などを組み合わせ、月5,000円前後——人が「まあ払えるか」と感じる絶妙な価格帯に着地するよう料金を設計してきました。だから私たちは、その金額を疑いもなく受け入れてしまう。(その”中身”は、記事の後半で分解します)

でも、実際の数字を見てください。MM総研の調査(2025年)では、スマホの月額料金は平均約4,356円。一方で、月間データ通信量の中央値は「3GB」なんです。平均値は12〜13GBと大きく見えますが、これは一部のヘビーユーザーが引き上げているだけ。実は3GB以下しか使っていない人が約半数を占め、使用量は「たくさん使う人」と「ほとんど使わない人」の二極化が進んでいます。

大人ですらこの状況です。では、なぜ多くの人がデータを使わずに済んでいるのか。答えはシンプルで、Wi-Fi環境がそこら中にあるからです。

  • 自宅:ほとんどの家庭にWi-Fiがあります。子どもが家で動画を観たりゲームをしたりする時間は、通信量にカウントされません。
  • 外出先:ショッピングモール、図書館、公園、ファストフード店、最近ではコインランドリーにまで無料Wi-Fiが整っています。子どもが好んで行く場所ほど、Wi-Fiがあるものです。

つまり、子どもがスマホを触っている時間の大半は、Wi-Fiにつながっている。ということは、キャリアの「月20GB」なんてプランは、はじめから使い切れない。使わない容量に月5,000円を払うのは、乗らない座席の分まで新幹線代を払っているようなものです。

「通信量はかかって当然」——この思い込みこそが、家計から静かにお金を抜き取っている犯人なんです。

とはいえ「Wi-Fiがない場所」問題は、確かに存在する

ここで正直にお話しします。「じゃあモバイル通信なんてゼロでいい」——そこまで振り切ると、痛い目にあいます。

わが家は、長女がバスケットボール、長男がサッカーをやっていて、練習や試合で外出することが本当に多いんです。そして——体育館やサッカーグラウンドに、Wi-Fiはありません。試合会場が郊外だと、なおさらです。

「試合が押して迎えの時間がずれた」「集合場所が変更になった」——こういう連絡は、Wi-Fiのない場所でこそ発生します。ここでモバイル通信がゼロだと、親子ともに困る。だから「Wi-Fiのない外出先での連絡手段」としてのモバイル回線は、やっぱり必要なんです。

ポイントは、必要なのは「大容量」ではなく「少しでいいからつながること」だという点。ここを取り違えなければ、料金はぐっと下げられます。

わが家の”1か月の実データ”を公開します

抽象論だと説得力がないので、実際に長女のスマホの「1か月のモバイル通信量」を調べてみました。結果は——

6ヶ月使いましたが、ほとんどの月が1GBにも、いっていませんでした。

理由を分解すると、こうです。

  • 平日:ほぼ家で使う → 自宅Wi-Fi(カウントされない)
  • 友達と外出:ショッピングモールや図書館 → 無料Wi-Fi(カウントされない)
  • モバイル通信を実際に使う場面:試合会場などWi-Fiのない場所 → しかも用途の大半は「連絡ツールだけ」

連絡が中心なので、データはほとんど減らない。動画をずっと観るわけでもない。結果、月1GBで十分すぎるほど足りていたんです。

児童福祉の現場に20年いて、たくさんの家庭を見てきましたが、「なんとなく不安だから大きいプランに」という選び方をしているご家庭は、本当に多い。でも、わが子の使い方を1か月見てから決めるだけで、支払いは劇的に変わります。まずは今使っているスマホの設定画面で、先月のモバイルデータ使用量を見てみてください。きっと驚くはずです。

だから、わが家の最適解は「使った分だけ」の小容量SIM

使い方が見えたら、あとは器を選ぶだけ。わが家がたどり着いたのは、日本通信SIMの「合理的シンプル290プラン」です。

  • 月290円(税込)で1GB
  • 超えても1GBごとに+220円の「使った分だけ」課金
  • データ上限をマイページで設定できるので、使いすぎ(高額請求)を防げる
  • 通話は30秒11円、ドコモ回線

わが家の場合、長女は月1GBに収まっているので、基本の290円のまま。年間でも3,480円です。仮にキャリアで月5,000円を払っていたら年間6万円。その差は年間約56,000円にもなります。

大事なのは、これは「日本通信SIMがすごい」という話ではない、ということ。わが子の使い方が”小容量で足りる”タイプだったから、この器がハマっただけです。ここは正直にお伝えしておきます。

逆に、この選び方が”向かない”ケース

誠実にデメリットも書きます。次のようなお子さんには、290円プランは向きません。

  • 外出先で長時間、動画を観る(Wi-Fiのない場所でYouTubeを見続けるタイプ)
  • 通話が多い(30秒11円なので、長電話だと通話料がかさむ→通話定額オプションの検討を)
  • 保護者が手厚いサポート窓口を求める(格安SIMは基本オンライン対応)

こういうタイプなら、無理に最安を狙わず、少し容量のあるプランや、店舗サポートのある会社を選んだほうが結果的に満足度が高い。「最安」より「わが子に合うか」で選ぶのが、いちばん失敗しません。

動画も通話もしっかり使うなら「UQモバイル」という選択肢

「うちの子はWi-Fiのない外でも動画を見る」「連絡というより通話が多い」——そんなご家庭には、auのサブブランドUQモバイルが現実的な選択肢です。日本通信SIMの月290円とは価格帯が変わりますが、その分「大容量・通話・サポート」がしっかり付いてきます。

料金の目安(2026年9月時点)

  • コミコミプランバリュー:35GB+国内10分かけ放題が標準で通常月3,828円。「UQコミコミおトク割」適用なら開通から最大13か月間は月3,168円。動画も通話もよく使う子に。
  • トクトクプラン2:最大30GBで、自宅セット割・家族セット割を使うと最安1,628円〜(割引なしは月4,048円、通話料は別途)。データ量で調整したい家庭に。

日本通信SIMにはない、UQモバイルの強み

  • 全国の店舗で対面サポート:au Style・UQスポット・auショップで、申し込みも設定も故障相談も対面でOK。「オンラインだけだと不安」という保護者に安心です。
  • 10分かけ放題が標準(コミコミ):通話が多い子でも通話料を気にしなくていい。日本通信は30秒11円の従量制なので、ここは明確な差です。
  • 大容量+速度の安定:auのサブブランドで通信品質が安定。データは翌月へ繰り越せて、使い切っても最大1Mbpsで使えるので、外で動画を見る子でも止まりにくい。

つまり、「サポート・通話・大容量」に価値を感じるならUQ、通信は最小限でとにかく安くしたいなら日本通信290円。どちらが正解ということではなく、わが子の使い方で選べばいいんです。わが家は長女が”連絡中心・月1GB未満”だったので日本通信を選びましたが、これが”外で動画をよく見る子”だったら、迷わずUQを選んでいたと思います。

※料金・プラン内容は2026年9月時点のもので、変更される場合があります。申し込み前に必ずUQモバイル公式サイトで最新情報をご確認ください。3社をまとめて比べたい方は子ども向け格安SIM比較(日本通信・IIJmio・UQ)もどうぞ。

浮いたお金を、子どものために回すという発想

もし年間5〜6万円が浮いたら、あなたは何に使いますか。

わが家は、この差額を「使わない通信量」に消すのではなく、子ども自身のために回すことにしました。お小遣いを少し増やしてお金の使い方を学ばせてもいい。習い事や参考書に充ててもいい。あるいは、将来のために少額でも積み立てに回してもいい。

月5,000円を”通信量への思い込み”に払い続けるのか、それともその使い方を子どもの成長に振り向けるのか。同じ金額でも、意味はまるで違ってきます。

固定観念を一つ外すだけで、家計にも、子どもとの関わりにも、余白が生まれる。わが家がスマホ代を見直して、いちばん実感したのはそこでした。

なぜ、多くの家庭が月5,000円も払ってしまうのか

理由の多くは、通信量ではなく「端末を安く買うためのセット契約」に縛られているからです。「iPhoneが実質1円」——こんな広告、よく見かけますよね。でも、そのからくりを正しく理解して買っている人が、どれだけいるでしょうか。

「実質1円」の多くは、回線契約とセットで買い、2年ほどで端末を返却することが前提の仕組みです。安く見える代わりに、高めの通信プランで回収される構造になっていることが少なくありません。国も動いていて、2023年12月の電気通信事業法の改正で、回線とセットの端末割引には上限(端末価格に応じて最大44,000円まで等)が設けられました。それでも「実質1円」の表示が残るのは、規制の枠内で返却プログラム(一定期間後に端末を返す仕組み)を組み合わせているためです。

実例:iPhoneの「実質1円」に隠れている本当の負担

具体的に見てみましょう。たとえば本体12万円のiPhoneを「実質1円」で契約する場合、多くは48回払いにして、2年(24回)使ったら端末を返すことで、残り24回分の支払いが免除される「返却プログラム」の仕組みです。

つまり実際には、2年で約6万円を払って、手元には何も残らない。「1円で買えた」のではなく、「半額で2年レンタルした」に近いんです。しかも——

  • 2年ごとに返却&買い替えが前提(払い続けるループ)
  • 返さない・返せない場合は残りの約6万円(残債)を支払う
  • その「1円」を受けるために、対象の高い料金プランやオプション加入が条件になっていることも

「端末が1円」に見えても、それを支えているのは毎月の通信料です。端末の安さと引き換えに、高いプランを2年間握らされている——これが「実質1円」のいちばんの落とし穴です。

からくりは、端末代だけではありません。基本プランは安く見せて、そこに「かけ放題」「端末保証」といったオプションを重ねていく。SNSの無料通話が当たり前になった今、かけ放題が本当に必要な人はそう多くありません。それでも「一応つけておこう」で月数百〜千円。さらに「家族割」「学割」などの割引は、一定期間の継続や複数回線の維持が条件になっていることが多く、”安くする代わりに縛る”設計です。こうしてベースは安いはずなのに、オプションと縛りが積み上がって結局5,000円。「まあ仕方ないか」で済ませてしまう——これが、もう一つのからくりです。

実際、国民生活センターには「買い替えのときに不要なオプションを付けられていた」といった携帯電話の相談が寄せられ、注意喚起もされています(2025年度の消費生活相談は全体で約100万件)。契約の場では、料金の総額まで落ち着いて確認したいところです。

ここで大事なのは、「端末が安い」と「通信料が安い」はまったく別だということ。端末の値引きにつられて高い通信プランを2年間払い続ければ、トータルでは高くつきます。だからこそ、端末代と通信料を切り離して考える。通信は「使った分だけ」の小容量SIMにする——これが、わが家がたどり着いた結論でした。

まとめ:まず「先月のデータ使用量」を見ることから

最後に、今日の要点を整理します。

  1. 小学生のスマホは”当たり前”の時代(利用率47.5%、平均10.2歳スタート)
  2. 使用量の中央値は3GB。Wi-Fi環境のおかげで、大容量は多くの家庭で使い切れない
  3. ただし「Wi-Fiのない外出先での連絡」用に、少しのモバイル通信は必要
  4. わが家の実測は月1GB未満 →「使った分だけ」の小容量SIM(日本通信290円)が最適解に
  5. 向き不向きはある。最安より”わが子に合うか”で選ぶ
  6. 浮いた年5〜6万円は、子どもの成長に回せる

まずやることは一つだけ。お使いのスマホの設定画面で「先月のモバイルデータ使用量」を確認すること。そこが、わが家の”ちょうどいい”を見つける出発点です。

※料金・プラン内容は変更される場合があります。契約前に必ず各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。また、お子さんに持たせる際は、フィルタリング設定をあわせて必ず行ってくださいね。

▼あわせて読みたい
・子どものスマホ代を無理なく抑える具体的な手順は → 子どものスマホ料金を”払いすぎない”6つのステップ
・3社を実際に比べたい方は → 子ども向け格安SIM比較|日本通信・IIJmio・UQ

🐾 ラッフィに質問してみよう!

記事のこと、お金・暮らし・子育てのこと、なんでも気軽に送ってみてね。ラッフィ(いろどりゆたか)が答えます!

📩 ラッフィに質問する

コメント

タイトルとURLをコピーしました