こんにちは、いろどりゆたかです。
「給料日なのに、なぜ通帳の金額が減っているの…?」──このミステリー、共働き家庭あるあるですよね。家計簿アプリを開くたびに現れる“その他”の魔物、レシートの謎、そして「このPayPayは誰のランチ?」問題。もはやホラーですね。
わが家も例外ではありません。共働き+子ども3人という“家計版ワイルドスピード”を走り抜ける中で、試行錯誤の末にたどり着いたのが 「ルール化」「見える化」「自動化」 の3本柱。
ズボラ夫婦が頑張らなくても回る、暮らしにやさしい家計システムをご紹介します。お金がかかる生活を抑えるのは無理。なら、この生活の中でできることを見つけたということです。今回は「ルール化」についてお伝えしていきます。
【ルール1】生活費のすべてを1つの収入源にする

共働きだと、最低でも収入源が2つありますよね。この2つの収入から生活費を支払うとき、
「電気代は夫、食費は妻、水道代は夫、洋服代は妻」――そんなふうにそれぞれの財布から出していると、
そのうち「何がどこから出ているのか」わからなくなってきませんか?
以前、いろどり家もまさにこの状態でした。財布を2つに分けて支払いをしていると、結局「何にいくら使っているか」が把握しづらいんです。
そして見えない分だけ、「相手の給料から少ししか出してないじゃん」などと小さな不満がたまっていく。
――これ、実は離婚の危機!? まったく“ゆたか”ではありません!!
夫婦の仲がどんなに良くても、お金の問題で亀裂が入ることはあります。
そこで、いろどり家では思い切って生活費をすべて私(夫)の給料からまかなうことにしました。
そうすることで、もう迷いません。家賃、光熱費、食費、生活費、そして私と妻のお小遣いまで、まるっと全部、私の給料で支払います!!
その代わり、私の口座は毎月お腹を空かせています(笑)。
でも、何事もハングリー精神って言うじゃないですか。
きっと“いろどり口座”もその精神で、少しずつ成長していくことでしょう。
【ルール2】お小遣い制度とクレカ運用
夫婦のお小遣いは月3万円ずつ。
住信SBIネット銀行の「定額自動入金サービス」を使って、毎月決まった日にお互いの口座へ自動で振替しています。
これが本当にラクなんです。
「今月渡したっけ?」「引き落とされた?」という無駄な会話がゼロに。
毎月の小さな確認作業がなくなるだけで、家庭内の事務コストが一気に下がります。
さらに、お小遣い専用のクレジットカードをそれぞれが持ち、
“お互いの自由なお金”として完全に独立管理。
ここだけは干渉しない。これが夫婦円満の秘訣です(笑)。
【ルール3】支払いは「三井住友カード ゴールド(NL)」で一元化
今までいろどり家では、固定費や光熱費の支払い方法がバラバラでした。
その結果、「どこから何が引き落とされているのか」が分かりづらく、
家計の全体像をつかむのが難しかったんです。
これでは、正しいお金の管理なんてできませんよね。
そこで取り入れたのが、
生活費は、基本的にすべて三井住友カード ゴールド(NL)で一括支払い。

そうした結果、
- 電気・通信・保険・日用品・食費、交通費まで、カードで払えるものはすべてカードで
- 管理がめちゃくちゃ楽
- Vpassアプリで「何に使ったか」「いくらかかったか」が一目瞭然
- Vポイントが自動で貯まる(意識せず貯まるのが最高)
固定費や生活費、食費など、支払えるものはすべてクレジットカード決済にまとめています。
これにより、口座からの引き落としも月に一度だけ。
その金額は──正直、見たくないほど高額です(笑)。
でも、だからこそ「無駄を減らさなきゃ」と自然に意識できるんですよね。
それぞれの口座からバラバラに支払われていると、
月にいくら使ったのかパッと見て分かりづらい。
まとめて一括にすると、「見える化」と「抑止力」の両方が働くんです。
これ、実は人間の心理をうまく使った家計術なんです。
さらに、この支払いに応じてVポイントが勝手に貯まる仕組みが地味に効きます。
金額が大きい分、ポイント還元もかなりのもの。
いろどり家では、貯まったVポイントで
妻とランチデートに行ったり、
子どもたちとマックでハッピーセットを楽しんだりしています。
(たまにこっそりビールを買うのは、ここだけの話です🍺)
お金を「使うこと」も楽しむ。
ポイントを“家族の思い出”に変えるのが、いろどり家流。
【ルール4】妻の給料は、貯蓄 + つみたてNISA
私の給料で生活費のすべてをまかなうことにしました。そうすると、もう一つの収入源である妻の給料はどうするか。ここが次のポイントです。
いろどり家では、妻の給料は「貯蓄」と「つみたてNISA」に使うことにしています。目的は、これからかかってくる学費や老後の資金の準備です。

たとえば、妻の手取りが20万円だとします。
そのうち10万円を貯蓄、もう10万円をつみたてNISAで「オルカン(全世界株)」に積み立てる。これを10年間続けるだけで──
- 貯蓄:10万円 × 12ヶ月 × 10年 = 1,200万円
- オルカン:毎月10万円を年率5%で運用 → 約1,550万円前後に成長
つまり、ただ貯金するだけよりもインフレに強い資産が育ち、将来にゆとりが生まれます。
「お金を寝かせる」ではなく「お金に働いてもらう」イメージです。
要は、妻の収入を“将来使うお金”として目的づけるということ。
これをルール化することで、家計がシンプルになり、心理的にも安心できます。
もちろん、すべての家庭が片方の収入で生活できるわけではありません。
その場合は、比率を調整するだけでOK。たとえば、妻の給料の半分を生活費に、残りの半分を「貯蓄+オルカン投資」に分けるなど。
大切なのは、複雑にしないこと。
シンプルなルールを決めて、それを崩さず続ける。
それが、ゆたかな未来をつくる一番の近道です。
【ルール5】子ども手当は「高配当株ETF」

いろどり家は子どもが3人。子育て世代の家庭には、毎月自動で給付される子ども手当があります。このお金はできるだけ手をつけず、将来のために残しておく──これが、いろどり家のルールです。
2025年現在、子ども手当(児童手当)は0歳から18歳到達後の最初の3月31日までが対象。
第1子・第2子は月1万円、第3子以降は3万円が支給されます。
2024年の法改正で所得制限が撤廃され、多子世帯の支給額も引き上げられました。まさに「家庭の未来を支える定期収入」として活用できる時代になったのです。
とはいえ、このお金をただ貯蓄しておくだけではインフレに負けてしまう。
だからこそ「お金にも働いてもらう」発想が大切です。
いろどり家では、この子ども手当を高配当株ETFに投資しています。
最初は「インデックス投資(オルカンなど)」にまとめるつもりでした。ですが、学費など使う時期が決まっているお金をインデックスから取り崩すのは難しい。
株価が下がったタイミングで売却すれば、せっかくの積立が目減りしてしまうリスクもあります。
一方で高配当ETFなら、定期的に配当金が自動で入金されます。元本はできる限り残したまま、配当というキャッシュフローだけを学費や習い事の費用に回す運用が可能です。
高配当ETFとは、配当利回りの高い銘柄で構成された上場投資信託(ETF)のことで、定期的なインカムゲインを得られるのが特徴。代表的な銘柄では、日本では「日経高配当株50指数連動型ETF」、海外では「VYM」「HDV」「SPYD」などがあります。いろどりは「VYM」「HDV」「SPYD」に投資しています。
確かに、理論上の期待リターンではインデックス投資のほうが上ですが、家計においては「使いやすさ」「心理的な安心感」も大切。
学費のようにタイミングが決まっている支出には、キャッシュフローが生まれる高配当ETFの方が実用的なのです。
家計は“理論より実用”。
数字上の最適解より、家族が続けやすい最適解を選ぶことが、ゆたかな暮らしにつながります。
まとめ:シンプルなルールが、家計と心をラクにする

共働き家庭の家計は、複雑になればなるほどストレスが増えます。だからこそ大切なのは、「シンプルなルールで回すこと」。
- ルール①:生活費はすべてを1つの収入源にまとめることで、誰が何を払うかのストレスをなくす。
- ルール②:妻の給料は「貯蓄+つみたてNISA」で未来の準備。お金に働いてもらう仕組みをつくる。
- ルール③:子ども手当は「高配当株ETF」に投資し、配当金を教育資金などに活かす。元本を減らさず“使えるお金”を生む。
お金の流れを整理すると、自然と夫婦の気持ちも整理されます。
「頑張る家計管理」ではなく、「仕組みで回る家計管理」へ。
このルールがいろどり家の“ゆたかさ”のベースになっています。
お金の管理は、生活の見直しそのもの。
家計を整えると、心の余白が増えていきます。
次回予告:「見える化」で、家計をチーム戦に
次回は、いろどり家の神システム──「見える化」について。
どんなに仕組みを作っても、「今、いくら・どこに・何が流れているか」が見えなければ不安は消えません。
家計アプリを使って、“夫婦で共有できる家計の見える化”をどう実現しているのか。
次回はその実践方法をお伝えします。
家計管理の目的は、節約ではなく“安心して暮らせること”。
次の記事も、どうぞお楽しみに。
ラッフィのひとこと
「ルールを決めるとみんなが安心できるってことなんだね」






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