こんにちは、いろどりゆたかです。
共働き家庭の82.6%が「GW明けに日常のしんどさを感じる」——これ、お子さんだけじゃなく、親自身も含めた数字です。
五月病は他人事じゃない。今日は、共働き家庭が直面しやすい「5月のダブルパンチ」と、今日からできる乗り越え方を具体的にお伝えします。
この記事を読むとわかること
- GW明けに子どもが「学校行きたくない」と言い出す本当の理由
- 共働き家庭が陥りやすい「五月のダブルパンチ」の正体
- 忙しい親でも今日から実践できる、子どもの五月病への具体的な対処法
GW明け、あなたはまだ「大丈夫」ですか?
ゴールデンウィークが終わりました。
子どもたちが久しぶりに学校へ戻り、あなた自身も会社へ。「さあ、仕切り直し!」と気合を入れたものの、朝の子どもの様子がなんだかおかしい——。
「お腹が痛い」「頭が痛い」「学校、行きたくない…」
そんな言葉が出てきていませんか?
2026年の母の日(5月10日)に向けてキッズラインが実施したアンケートでは、82.6%の共働き母親が「日常的に余裕がない」と回答しました(対象:共働き・産休育休中の母親103名)。余裕がないと感じる瞬間の1位は「ワンオペ育児・家事(56.7%)」、2位は「自分の時間が持てない(51.7%)」。そして3位に「子どもの急な体調不良(49.2%)」が入っています。
GW明け直後のこの時期は、余裕のない親と、学校へ戻ることに心が追いついていない子どもが、家の中で同時に限界を迎えやすい「五月のダブルパンチ」が起きやすいタイミングです。
私自身も、児童福祉の現場で20年間働いてきた中で、毎年5月の第2週に「どう対応すればいいですか」という相談が急増することを痛感しています。そしてFP(ファイナンシャルプランナー)として家計相談も受ける中で、この「心の余裕のなさ」が、家族全体の幸福感にじわじわと影響していくことを見てきました。
「まだ大丈夫」と思っているなら、それが一番危ないサインかもしれません。
問題の本質:「五月病」は子どもも大人も例外なく来る

五月病という言葉は聞き慣れていても、「うちの子はまだ小さいから」「自分は大丈夫」と思ってしまう方が多いです。しかし、五月病は決して特別な人だけに起きることではありません。
特に共働き家庭では、4月の怒涛の入学・進級・転勤・部署異動…これらの環境変化を親も子どもも同時に乗り越えてきて、GWでいったん緊張の糸がぷつんと切れます。休み明けに再び日常モードに戻ろうとしたとき、心と体がついていけなくなる——それが五月病の正体です。
問題なのは、共働き家庭では親も余裕がないために、子どものSOSサインを見逃しやすいということです。
子どもは自分の気持ちをうまく言語化できません。だから「学校が嫌だ」ではなく、「お腹が痛い」「頭が痛い」「だるい」という身体症状として出てくる。忙しい朝に「またズル休みしようとして!」と思ってしまったこと、ありませんか?私もかつてそう感じてしまったことがあります。
でも、それは子どもからの本当のSOSかもしれません。
原因①:4月からの「積み重ねた緊張」が5月に爆発する

4月は子どもにとって、新しいクラス、新しい先生、新しい友達との出会いの月。大人が「成長のチャンス」と思っているこの変化は、子どもの脳にとって「慣れない緊張状態の連続」です。
毎日フル稼働で頑張ってきた子どもの神経系が、GWという”解放”を経て、「もう頑張れない」とシャットダウンします。これは意志の弱さでも甘えでもなく、神経系の自然な防衛反応です。
児童心理の観点からいえば、特に感受性が高い子どもや、完璧主義的な子どもほど、このパターンに陥りやすい傾向があります。
原因②:GWの「生活リズムの乱れ」が引き金になる

GW中に夜更かし、朝寝坊、ゲーム三昧…これは子どもだけでなく、疲れた親も同じですよね(笑)。
問題は、この「非日常の解放感」が終わった後の反動です。生活リズムが崩れた状態で突然「さあ、また学校だよ」と言われても、体内時計が追いつかない。睡眠の質も落ちているため、朝に体が重く感じる。これが「学校に行きたくない」という気持ちを助長します。
特に共働き家庭では、GW中も家事や買い物、親戚付き合いなどで親自身も十分に休めていないケースが多く、親の疲れと子どもの疲れが5月の頭にぶつかり合うのです。
原因③:「余裕のない親の表情」が子どもをさらに追い詰める

これは少し耳が痛い話かもしれませんが、大切なことなので伝えさせてください。
子どもは親の感情に非常に敏感です。忙しくてピリピリしている親の表情を見ると、子どもは「自分のことを話してはいけない」と無意識に感じます。学校でしんどいことがあっても、親に心配をかけたくないから、我慢して我慢して、ある朝「もう動けない」という状態になって初めてSOSが表面化する。
「子どもが学校に行けない」の原因の多くは、その日に始まったことではありません。
冒頭の調査にあったように、82.6%の共働き母が余裕のない状態にある今、親の心の余裕が子どもの安全基地になっているという事実を、ぜひ思い出してほしいのです。
解決方法:「なんとかしよう」より「まず受け止める」

では、どうすればいいのか。児童心理の観点から、最も大切なことをお伝えします。
まず、「学校に行かせなければ」という焦りを、いったん手放してください。
「学校に行けない」ことを問題視するより、「今、子どもがしんどいんだ」という事実を受け止めることが先決です。「学校、行きたくないの? そうか、つらいね」という一言が、子どもの心の緊張をほぐします。
解決策1:朝の15分を「接続タイム」にする
共働き家庭の朝は戦争ですが、それでも15分だけ、子どもと目を合わせてゆっくり話す時間を作ってみてください。「昨日、学校どうだった?」ではなく、「最近、何かおもしろかったこと(好きなこと)ある?」という前向きな質問から始める。これだけで子どもの「親はちゃんと自分を見てくれている」という安心感がぐっと上がります。
「でも、その15分、どこから作るの?」という方へ
正直に言います。共働き家庭に「なんとなく生まれる余白」はほぼありません。
時間は「作る」のではなく、「家事から削り取る」しかない。
FPとして家計相談を受ける中で気づいたことがあります。時短家電への投資を「コスト」ではなく「家族の時間を買う投資」と捉えている家庭ほど、子どもとの関係が安定しているということです。
毎日の皿洗い・掃除・洗濯。この3つを機械に任せるだけで、1日あたり1〜2時間が手元に戻ってきます。
⏱ ゆたかアイテム|共働き家庭の「接続タイム」を生む時短家電5選
| アイテム | 削れる家事時間 | 共働き家庭への効果 |
|---|---|---|
| 食洗機 | 夕食後20〜30分 | 夕食後すぐ子どもと話せる |
| ロボット掃除機 | 掃除30〜60分/日 | 帰宅前に自動完了、余裕で子どもを迎えられる |
| ドラム式洗濯乾燥機 | 干す・畳む60分以上 | 夜セット→朝取り出すだけ |
| ホットクック | 夕食準備30〜45分 | 材料セットで帰宅時に夕食完成 |
| タンク式食洗機 | 食器洗い20分 | 工事不要・賃貸でも導入しやすい |
「子どものために時間を作りたい」と思うなら、まず家電に頼ることを許してください。それは手抜きではなく、家族への投資です。
解決策2:GW明けの1週間は「完璧な日常」を求めない

私が現場で保護者の方にいつもお伝えしていることがあります。「GW明けの1週間は、子どもが学校に行けただけで100点」という意識を持ってほしい、ということです。習い事を1回休んでもいい。夕食が惣菜でもいい。宿題が少し雑でも怒らない。
この「ゆるめる週間」を意図的に作ることで、子どもも親も再起動がスムーズになります。
解決策3:「第三の場所」を子どもに持たせる

学校と家の外に、子どもが安心して自分らしくいられる場所を作ることは、長期的な五月病の予防に非常に効果的です。習い事でも、地域のコミュニティでも、気の合う友人の家でもいい。「学校がしんどくても、あそこがある」という選択肢が、子どもの心の余裕を生み出します。
たとえば、こんな場所が「第三の場所」になります。
- 子ども食堂(地域の大人とゆるくつながれる・無料〜低コスト)
- 図書館(一人でいていい場所・司書さんとの関係が生まれることも)
- スポーツ少年団・クラブチーム(チームの仲間意識・体を動かすストレス発散)
- ダンス・音楽教室(感情を表現できる場・発表会が自信につながる)
- プログラミング・アート教室(正解のない世界で自分を出せる)
- Minecraftなどのオンラインコミュニティ(現代の子どもの「秘密基地」)
大切なのは、「親が決める」のではなく「子ども自身がやりたい」と感じる場所を選ぶことです。
「バスケやってみたい」「あの教室、気になる」——そのひと言を見逃さないでください。本人の気持ちを尊重して始めた習い事やコミュニティは、義務感なく続けられます。そこで得た小さな成功体験や「自分には居場所がある」という感覚が、学校でのしんどさをやわらげる心のクッションになるのです。
そして、実はこれは親にとってもメリットがあります。
子どもが習い事やクラブで充実した時間を過ごしている間、親は少しだけ「子どもから離れる時間」を持てます。送り迎えの待ち時間にコーヒーを飲む、その1時間で自分の用事を済ませる——それだけで、親の心にも小さな余白が生まれます。子どもが生き生きしている姿を見ることで、親自身のエネルギーも回復する。第三の場所は、子どもだけでなく家族全体のゆとりを底上げする仕組みなのです。
今日からできる具体アクション
✅ 今夜、子どもに「最近どう?」ではなく「今日何が一番楽しかった?」と聞く
→ 評価ではなく「聞いてもらえた」という体験を与える
✅ 今週だけ、朝のタスクを1つ削る
→ 朝食のバリエーションを減らす、アイロンをかけない…小さな余白が親の笑顔につながる
✅ 子どもが「お腹痛い」と言ったら、まず「そっか、つらいね」と受け止める
→ 原因を追及する前に共感することで、子どもは安心して本音を話せるようになる
✅ スマホを置いて、10分だけ子どもと同じことをする
→ 一緒にゲームでも、YouTubeでも、マンガでもOK。「一緒にいる」体験が安全基地を強化する

✅ 自分の「余裕チェック」をする
→ 「今、自分は何点くらいのゆとりがあるか」を1〜10で採点してみる。3以下なら、まず自分をケアすることを優先して
まとめ:子どもを救うのは、余裕を持った親の背中

GW明けの今、子どもも親も同じように疲れています。そしてその「疲れ」は決して弱さではなく、4月から全力で走ってきた証拠です。
五月病は、サインを見逃さず早めに対処すれば、必ず乗り越えられます。そのために最も大切なのは「完璧な親」であることではなく、「ゆとりのある親でいようと努力する姿」を子どもに見せることです。
「大丈夫じゃないときに、大丈夫と言わなくていい。それは子どもに、正直に生きることを教えることだから」
あなたが少しでも心のゆとりを持てるよう、ぜひキャリア・生活の見直しについても一緒に考えましょう。
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