ヒートショックと電気代のリアルから考える「小さな投資」
こんにちは。いろどりゆたかです。
今年の冬は一段と寒くなると言われています。
いろどり家のような築25年の木造住宅だと、リビングはエアコン+石油ファンヒーターで暖かくても、廊下・トイレ・脱衣所は「別世界」。
お風呂に入りに行くのが、正直ちょっと憂うつになるレベルの寒さです。
そんな我が家が今年、新しく導入したのが 「セラミックファンヒーター(電気ヒーター)」
結論から言うと──
電気代は月に数百円〜1,000円ちょっと。
それで 「ヒートショックの不安」と「震える寒さ」から解放されるなら、十分アリな固定費だな と感じました。
この記事では、
- なぜいろどり家が脱衣所にヒーターを置こうと思ったのか(個人的な背景)
- ヒートショックや入浴事故の現状
- 脱衣所ヒーターを置く5つのメリット
- 電気代の目安・コスト感
- 安全に使うポイント・簡単な選び方
をまとめていきます。
いろどり家が「脱衣所ヒーター」を導入した本当の理由
まずは少し、個人的な話から。
小6の冬、お風呂場で亡くなったじーちゃん

いろどりが小学校6年生の冬。
寒い雪の降る日でした。
その日、じーちゃんはいつものようにお風呂に入りました。
でも── 1時間たっても出てこない。
なんとなく嫌な予感がする。
でも、怖くて動けない。
しばらくしてから、浴室の外から声をかけてみても返事がありません。
恐る恐る扉を開けると、
じーちゃんは浴槽の中で倒れていました。
姉と二人で必死にじーちゃんの体を引き上げ、
姉が心肺蘇生をする横で、手が震えて何もできなかったことを、今でもはっきり覚えています。
あの日の記憶は、胸の奥にずっとしまっていた「痛み」となりました。
数十年後、今度は父が心筋梗塞で救急搬送

それから数十年が経ち、
いろどりの父が、ちょうどじーちゃんと同じくらいの年齢に近づいてきました。
先日、父が突然「胸が痛い」と訴え、そのまま救急搬送。
検査の結果は 心筋梗塞。
カテーテル手術で一命を取り留めましたが、
「もう、あの時のじーちゃんと同じことには絶対にさせたくない」
「子どもたちに、あの頃の自分と同じ思いはさせたくない」
と、心の底から思いました。
電気代を数百円ケチって、
救急搬送や入院で何十万とかかり、
最悪、命を落としてしまう──
そんなの、正直 「本当にくだらない」と感じています。
それよりも、
- じーちゃん・ばーちゃんが長生きして、孫との思い出をたくさん作れること
- 「あの日のこと」を繰り返さないこと
のために、今できる小さな対策をしていきたい。
その一つが、「脱衣所に温風ヒーターを置く」 という選択でした。
数字で見る「冬のお風呂」とヒートショックの現実
ちょっとだけシビアな話もします。
「ヒートショック単体」の統計はないけれど…

公的な統計には、
「ヒートショック」という病名でまとまったデータはありません。
代わりに、
- 「不慮の溺死・溺水」
- 「浴槽内での死亡」
- 「入浴中の心肺停止」
といった区分で記録されています。
そのうえで、専門家は
「入浴中の事故の多くは、冬場の寒暖差(=ヒートショック)と関連している」
と考えています。
入浴中の急死・救急搬送の規模感
調査や研究を総合すると、おおまかにこんなイメージです。
- 入浴中のアクシデントで命を落とす人 → 年間およそ 1.8〜2万人 と推計
- 65歳以上の「浴槽での溺死」 → 年間 約5,800〜6,500人 ※交通事故死より多い
また、ある研究では、

- 65歳以上の「入浴中の心肺停止」での救急搬送 → 年間約9,000件(一部地域) → 全国に補正すると
1万2,000〜1万4,000件規模
と推計されています。
さらに、
「お風呂で溺れて救急搬送された高齢者」の場合、
- 約9割が「生命の危険がある重症以上」
- そのうち約半数は死亡
という、かなり厳しい数字も報告されています。
助かったとしても、
- 低酸素脳症などによって
- 歩行・食事・トイレなどの日常動作がむずかしくなったり
- 認知機能が大きく低下してしまったり
といった後遺症が残り、
家族の生活や介護が一変してしまうケースも少なくありません。
冬の脱衣所に電気ヒーターを置く「5つのゆたかさ」
ここからは、脱衣所に電気ヒーターを置くメリットを整理します。
1)入浴前の「寒さストレス」がなくなる
脱衣所・浴室が寒いと、
体温が急激に下がり、血圧が大きく変動しやすくなります。
これが ヒートショック の大きな原因です。
ある実験では、
- 脱衣所・浴室が 10〜17.5℃ のような低温だと → 血圧・心拍数の変動が大きくなる
- 25℃前後 にしておくと → 身体への負担が少ない
という結果も出ています。
👉 電気ヒーターで事前に脱衣所を温めておけば、
「ヒヤッとドキッとする温度差」 をかなり減らせます。
2)お風呂上がりのポカポカが冷めにくい

せっかくお風呂で温まっても、
脱衣所が極端に寒いと、体温はあっという間に奪われます。
- 湯冷めしやすい
- 体がこわばる
- すぐに厚着しないといけない
温風ヒーターで脱衣所を温めておけば、
お風呂後のポカポカをやさしくキープ できます。
3)ヒートショック予防の“実際的な”対策になる
ヒートショックは、
暖かい浴室・脱衣所 → 寒い脱衣所・廊下 への移動
のような 「急激な温度変化」 がトリガーになります。

厚労省・医療機関・住宅関連の団体などでも、
- 脱衣所・浴室の暖房設置
- 室温差を小さく保つ
といった対策が推奨されています。
WHOなどの健康機関では、
居室を18℃以上に保つことが、健康面で望ましいとされています。
※脱衣所も含めて「極端に冷やさない」ことが大切。
👉 特に 高齢の家族や、心臓・血圧に不安がある方がいる家庭 では、
脱衣所ヒーターは “命を守るための道具” と言ってもいいくらいの存在です。
4)子どもや家族が「快適に」動ける

「子どもがお風呂に入ってくれない」ってことありませんか?
- 子どもがなかなかコタツから出てこない
- お風呂に入る前からすでに機嫌が悪い
- 上がってから「寒い寒い!」と言ってバタバタする
なんてことも
お風呂に入るまでの「寒い」というイメージを払拭すれば、
- 服の脱ぎ着がスムーズ
- 小さな子でも「動きたくない」が減る
- 着替えの時間が短くなる
など、家族みんなのストレスが減る のも大きなメリットです。
5)温風ヒーターは「立ち上がりが早い」
電気ヒーターの中でも、
温風式(セラミックファンヒーターなど) は
- 空気を直接あたためて吐き出す
- スイッチを入れてから暖かさを感じるまでが早い
という特徴があります。
脱衣所のように 「短時間だけサッと温めたい場所」 とは相性抜群です。
電気代はいくら? いろどり家のモデルケースで計算してみた
気になるのがここですよね。
いろどり家では、800Wのセラミックファンヒーター を使う想定で計算してみました。
電気代の基本式
電気代(円) =
消費電力(kW) × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh)
- 600W → 0.6kW
- 800W → 0.8kW
- 1200W → 1.2kW
電気料金単価は、
最近は 1kWh=約30円前後 としておけばOK。
ここでは 30円/kWh で計算します。
いろどり家モデル

条件
- ヒーター:800W(0.8kW)
- 使用時間
- 平日:朝30分+夜30分 = 1時間/日
- 休日:朝1時間+夜1時間 = 2時間/日
- ひと月:
- 平日22日、休日8日(計30日と仮定)
1日あたりの電気代
- 平日(1時間) → 0.8kW × 1h × 30円 = 24円/日
- 休日(2時間) → 0.8kW × 2h × 30円 = 48円/日
1ヶ月の電気代(目安)
- 平日分:24円 × 22日 = 528円
- 休日分:48円 × 8日 = 384円
👉 合計:528円+384円=912円/月
パターン別のざっくり目安
- パターンA:800Wを「毎日1時間だけ」 → 0.8 × 1h × 30円 × 30日 = 720円/月
- パターンB:800Wを「毎日2時間」 → 0.8 × 2h × 30円 × 30日 = 1,440円/月
- パターンC:600Wヒーターを「毎日1時間」 → 0.6 × 1h × 30円 × 30日 = 540円/月
「ヒートショック対策」としてどう見るか?

例えば、
- 800W×1時間/日 → 月720円前後
- 1日あたりにすると → 約24円
1日数十円で、
「入浴前後の震える寒さ」と「ヒートショックの不安」が減らせる。
いろどり家としては、
これは “節約すべき電気代” ではなく “払う価値のある保険料” だなと感じています。
入院保証や死亡保証の保険料ではなく、健康を維持するためにかける保険料ということですかね。
安全に使うためのポイント(デメリット・注意点)
もちろん、ヒーターにも注意点があります。

1)防水性能を必ず確認する
- 一般的な電気ヒーターは 水に弱い です(IP20程度のものが多い)。
- 浴室の中 に置くのはNG。 水しぶきがかかる場所では使わないようにしましょう。
- どうしても浴室内も暖めたい場合は、 → 浴室対応・防滴仕様の専用暖房機 を選ぶこと。
2)転倒・火災リスクへの配慮
- 子どもが触りやすい位置に置かない
- 洗濯物やタオルが触れない場所に設置
- 転倒オフ機能付きの機種だと安心
3)消し忘れ防止
- タイマー機能付き
- 人感センサー付き
- 主電源のON/OFFが目につく場所にあるか
このあたりをチェックして選ぶと、かなり安心感が増します。
どんなヒーターを選べばいい?(ざっくり選び方)
細かい機種名はここでは省きますが、ポイントだけ。
- タイプ
- 脱衣所なら → 立ち上がりの早い セラミックファンヒーター(温風式) が使いやすい
- 常にじんわり暖めたい場合 → 小型オイルヒーター も候補
- 出力(W数)
- 脱衣所・洗面所くらいの広さなら → 600〜800W程度が目安
- もっと広い&寒いなら1000W前後も検討
- 機能
- タイマー機能
- 人感センサー
- 転倒オフ
- 温度過昇防止装置
- 設置方法
- 置き型:手軽で、必要なときだけ出し入れできる
- 壁掛け型:足元がスッキリ。専用の脱衣所暖房機もある
「毎日の使いやすさ」と「安全性」が両立しているものを選ぶと、後悔しにくいです。
まとめ:小さな電気代より、家族との時間を大事にしたい
最後に、この記事のポイントを整理します。
脱衣所ヒーターで実現する5つの「ゆたかさ」
- 入浴前の 寒さストレスがゼロに近づく
- お風呂上がりの ポカポカが長持ちする
- ヒートショックのリスク軽減 につながる
- 子ども・家族みんなが 快適&安全に動ける空間になる
- 温風式なら 短時間で効率よく暖房できる
日本では、入浴中のアクシデントで命を落とす人が
年間およそ2万人 と推計されています。
その多くが冬場の寒暖差、いわゆる 「ヒートショック」 に関わっていると言われています。
また、入浴中に心肺停止となり救急搬送される人も、
1万件以上/年 と考えられています。
助かったとしても、脳へのダメージで
その後の生活や介護が一変してしまうケースも少なくありません。
だからこそ、
- 脱衣所をあたためる
- お湯の温度や入浴時間を見直す
といった 小さな工夫 は、
電気代以上に価値のある 「命と暮らしを守る投資」 だと、いろどり家では考えています。
🌱ラッフィのひとこと🌱
「電気代を数百円ケチって、救急搬送や後悔で何十年も心が痛むくらいなら、」
「いま、小さなあたたかさを足しておこう。」
「あたたかい脱衣所は、ただの快適じゃなくて、家族みんなが長く笑っていられるための仕組みだよ。」

いろどりがこれからも発信していきたいのは、
家族がゆたかになれるアイテム、
家族と一つでも思い出を増やしてくれるアイテム たち。
今回の脱衣所ヒーターも、その一つです。
この記事が、
あなたの家のお風呂時間を、少しでもあたたかく、
そして安全にするきっかけになればうれしいです。


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