親だからこそ気をつけたい「人に期待しすぎない考え」

子育て
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~長女が教えてくれた大切なマインド~


はじめに

人はつい、身近な人に「こうしてほしい」「こうなってほしい」と期待してしまうものです。
特に親子関係では、その期待が強くなりがち。
私自身、娘のピアノ体験を通して、期待しすぎることの怖さと、人を変えられない現実を学びました。


娘のピアノの話

娘が「ピアノをやりたい」と言った時、私はとてもうれしかったです。
電子ピアノを購入し、月1万円のレッスン代を払い、サポートに力を入れました。
最初は娘の姿を温かく見守ることができていました。

しかし、娘が練習しなくなると、私はつい「なんで練習しないの?」「やる気がないならやめて!」と責めるようになってしまいました。
気づけば「せっかくお金をかけたのに…」と自分の都合ばかりを口にしていたのです。

結局、娘はピアノを嫌いになり、私の前では弾かなくなってしまいました。
「ピアノを楽しんでほしい」と思っていたのに、私の期待が娘の気持ちを押しつぶしてしまったのです。


3冊の本から学んだこと


この娘とのやりとりに反省した私は、3冊の書籍に出会います。まさに自分のマインドを変えるきっかけをくれた書籍でした。

『嫌われる勇気』

アドラー心理学の中で「課題の分離」という考え方が心に響きました。
➡ 他人を変えようとせず、自分の課題に集中する大切さ。
娘に「ピアノをやらせたい」という私の期待は、実は私自身の問題だったと気づかされました。

『7つの習慣』

「人の行動ではなく、自分の行動に責任を持つ」ことを教えてくれます。
➡ 娘のペースを尊重できなかったのは、私が「主体性」を見失っていたからだと痛感しました。

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』

「相手を変えようとする気持ち」こそが、親子関係を難しくする原因。
➡ 娘の気持ちを無視し、自分の思い込みにとらわれていたことに気づかされました。


娘がピアノを弾く姿を見て

最近、そんな娘が、ふと気づくとピアノを弾いていることがあります。
「ピアノは嫌い」と言っていたけれど、本当はピアノが好きなんだな、と感じました。
その姿を見て、余計に「自分の言動や態度が間違っていた」と強く後悔しました。

娘は学校の校歌を練習していたり、大好きなディズニープリンセスの挿入歌を一生懸命覚えたりしていました。
最後まで弾けるようになっていて、私は心の底から感動しました。

高望みは良くない。日常に流れる何気ない娘のピアノは、どんなプロのピアニストや有名アーティストのソロライブよりも心に響くものだと、今は感じています。


私の夢

いつか娘が、私の前でもう一度ピアノを弾いてくれる日が来たら…。
その時は、私もギターかウクレレを持って、娘のピアノに合わせてセッションしたい。
それが、私の今の夢です。


人に期待しすぎないマインドを大切に

人を変えることはできません。変えられるのは自分の見方や態度だけ。
娘のピアノ体験を通して学んだこの大切な教訓を、これからの子育てや人間関係に活かしていきたいと思います。
「人に期待しすぎないマインド」を持つことで、お互いがもっと自由でいられるはずです。


まとめ

親として、どうしても子どもに期待してしまう。
でも、相手の「やりたい」を尊重することが、本当の応援だと今は感じています。
これからも娘の「好き」を温かく見守りながら、私自身も柔らかい心で向き合っていきたいです。

ラッフィのひとこと
「期待は時に、優しさをすり減らしちゃうこともあるよね。見守るって、愛のかたちなんだよ。」

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