「ネットが苦手な親でも大丈夫!」子どもを守るためのネットリテラシー入門

子育て
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これまでの記事では、スマホ依存の背景や、家庭でできるセキュリティ設定について紹介してきました。

▶ 第1回:スマホ依存は子どものSOSかもしれない
▶ 第2回:スマホ依存・課金トラブルを防ぐ!セキュリティ設定ガイド

今回は、「親自身のネットリテラシーを高めることが、実は一番の子どもを守る力になる」というテーマでお届けします。


1. 「私、スマホよくわからない」はもう通用しない時代

「5Gって何?」「ギガ数?」「設定って触るのこわい」
そう感じている親御さんは少なくありません。でも、それが原因で、

  • 子どもが不適切な動画やSNSに触れてしまう
  • 高額課金や詐欺に巻き込まれる

という現実も増えています。

わからないまま放置するのではなく、“親も学ぶ”姿勢が、家庭の安心につながります。


2. ネットリテラシーって何?簡単に言うと…

ネットリテラシーとは、「ネットを正しく使い、トラブルを防ぐ力」のことです。

たとえば:

  • 怪しいサイトや広告を見分けられる
  • 子どもにSNSでの注意点を伝えられる
  • アプリや課金の仕組みを理解している

技術よりも「仕組みやルールを理解しているか」が大切です。


3. 親が最低限知っておきたいネットの知識

3-1. SNSの使われ方と危険性

LINE、Instagram、YouTube、TikTokなど、今の子どもはSNSが当たり前。NTTドコモ モバイル社会研究所が2024年11月に実施した調査によると、以下のような結果が報告されています:

  • 小学生高学年(小学4~6年生):63%がSNSを利用
  • 中学生:92%がSNSを利用

特に中学生では、ほとんどの生徒がSNSを利用しており、女子生徒の利用率はさらに高く、96%に達しています。

出典:NTTドコモ モバイル社会研究所「2024年 子どものSNS利用実態調査」

また、利用されているSNSの種類としては、LINE、Instagram、TikTokが上位を占めています。
しかし、中には出会い系まがいのDMや、過激な動画が流れることもあります。

そんな状況を果たして親御さんは理解しているでしょうか?

子ども達が興味関心があるアプリを子どもと同等に利用している親御さんはどれだけいらっしゃるでしょうか?

まずは、親も一度、アプリを使ってみる・見てみることから始めましょう。

3-2. アプリ・ゲーム課金の仕組み

最初は無料でダウンロードできると謳っていても、「ガチャ」「アイテム購入」で課金される仕組みが多く存在します。また、ゲーム途中で広告が流れ、無意識にクリックして課金される例も増えています。

3-3. ネット詐欺と個人情報

最近は、YouTube広告やLINEメッセージからフィッシング詐欺に誘導されるケースも。しかし、親はこのような状況に遭遇しません。なぜなら、そこまで利用しないから。要は詐欺サイトがターゲットにしているのは何も知らない子どもなんです。
「○○が当たりました」などの表示は基本クリックしないということだけでも子どもに教えておくことが大切です。


4. 親のネットリテラシーを高めるためにできること

4-1. 親向けの本で学ぶ

4-2. 子どもと一緒に学ぶ

YouTube Kids や Googleセーフサーチを一緒に設定しながら、
「なぜこれが危ないのか?」を話し合うことが、親子の信頼関係にもつながります。

4-3. 信頼できる相談先を知っておく


まとめ:親が学ぶ姿勢こそ、子どもを守る力

ネットリテラシーは、特別な知識ではなく、「子どもを守るための現代の親の必須スキル」です。

「苦手だから」「わからないから」で済ませず、少しずつでも学びを始めてみましょう。

親の学ぶ姿勢は、子どもにとっても安心の土台になります。

ラッフィのひとこと

「親が今、楽すると…問題は後から子どもに返ってくるんだ。守れるのは、やっぱり親だけだから。今が大事」

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